子ども向け科学・技術・工学・数学(STEM)教育の教材として最適なロボットアームを見つけたので紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の「LittleArm 2C」だ。
LittleArm 2Cは、自由度が4、ペイロードが4.5オンス(約128g)、リーチが7インチ(約18cm)のロボットアーム。ハードウェアプラットフォーム「Arduino Nano」を採用しており、USBまたはBluetooth経由でWindowsとAndroidのアプリから制御できる。STEMカリキュラムに組み込むと、子どもがロボットアームの仕組みや機能を学べる。
アプリで基本的な動きをコントロールするだけでなく、LittleArm 2Cを手で動かしてその動きを再現させるモーションキャプチャデバイス「Waldo」や、人の接近を検知して動き始めさせるための超音波センサといった拡張ツールも利用可能。「Arduino IDE」や「BlocklyDuino」などのツールを使うと、ゼロからプログラミングできる。
構造はシンプルで、パーツをネジで締めていけば6歳の子どもでも組み立てられるという。動かす前に自分で組み立てれば仕組みが理解しやすくなり、ロボットアームに対する関心も高まるだろう。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2月3日まで。記事執筆時点(日本時間1月24日14時)でキャンペーン期間は10日残っているが、すでに目標金額3000ドルの5倍近い約1万4000ドルの資金を集めている。
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