プログラミングなどを学習できる科学・技術・工学・数学(STEM)教育用ロボットは、優れたものが多数存在する。ただし、PCやタブレットなどの開発環境を必要とするタイプは、小さな子どもにとって敷居が高い。
そこで今回は、四角いタイルを並べるだけでロボット制御が学べるSTEM教材「KUBO」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
KUBOは、手のひらサイズの直方体をしたタイヤ付きロボット。テーブルなどの上に並べられたタイル「TagTile」の上を、各タイルの命令に従って移動していく。動くようすは、KUBO自体は転がらないものの、NHK Eテレの「ピタゴラスイッチ」に登場する「ぼてじん」を思い出す。
TagTileをパズルのように組み合わせてプログラミングするので、PCなどを使うコーディング環境は不要。そのため、対象年齢は3歳以上とされている。
プログラミング学習用の「Coding Package」は、KUBOを動かしたり光らせたり鳴らしたりできるTagTileで構成されている。これで遊ぶと、シーケンシャルなロボット制御だけでなく、関数、パラメータ、ループ、ネスト化、再帰呼び出しなど、プログラムの概念が学べる。また、「Language Package」は、アルファベットの印刷されたタイルを並べて単語のスペルを学習できる。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間1月20日12時)で約2万7000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」