2016年発売のスマートフォンを振り返る--注目された機能の成否は?

Jason Cipriani (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉 湯本牧子 (ガリレオ)2016年12月28日 12時00分
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 2016年には、無難な道を選んだ携帯端末メーカーもあった一方で、一部の携帯端末メーカーは大きなリスクを取り、スマートフォンに求められる機能の限界を押し広げようと試みた。

 LGとLenovoがモジュール式のエコシステムを作ろうと試みる一方で、Googleはそうした発想に完全に背を向けた。Appleは耐水機能までも搭載し、Googleはスマートフォン戦争に参戦した。

スマホを持って泳ぎに行こう


提供:Jason Cipriani/ZDNet

 Appleは9月に「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」を発表した。この2機種はどちらもIP67等級だ。つまり、防塵と耐水の性能を備えているということだが、完全防水ではない。

 新しいiPhoneは、水しぶきがかかったり、プール(または、さらに悪い状況としてはトイレ)へのつかの間落としたりといった状況に耐えられ、おそらく問題なく機能し続ける。

 一方、サムスンは、「Galaxy S5」に搭載したものの「Galaxy S6」シリーズには搭載しなかった耐水機能を、「Galaxy S7」「Galaxy S7 Edge」「Galaxy Note7」に復活させた、ただしGalaxy Note7については、発火問題で生産終了となった。

 耐水機能は、使う必要がないことが望ましいが、安心感と、偶発的な災難が起きても高価な所有物が守られるという保証を与える。

 いずれ、耐水性能が主力スマートフォンに期待される機能になるのは確実だ。たとえば、Googleのスマートフォン「Pixel」のレビューを読むと、耐水性がなくて失望したというコメントがたくさんある。価格が650ドル以上のスマートフォンなら、あって当然の機能ということだ。

 デザインの美しさを損なうことなく、時々の浸水に耐えられるスマートフォンを製造する技術があるのだから、スマートフォンメーカーはそろそろ、この技術を採用する製品の拡大に着手すべきだ。

モジュール式は期待外れに終わった


Moto Z Playに装着されたMoto Modsの1つ、Hasselblad True Zoom。
提供:Jason Cipriani/ZDNet

 LGは、2016年に主力スマートフォン「LG G5」を発表するにあたり、取り外し可能なバッテリを搭載した。ただし、スマートフォンの背面を外してバッテリを取り出せるようにするのではなく、デバイス下部のベゼルを本体から外せるようにした。

 ユーザーはベゼルを外したあとに、新しいバッテリを取り付けるか、一連のモジュールを使ってG5の各種機能を強化することができた。俳優のJason Stathamがさまざまなキャラクターに扮して登場し、G5のモジュールを交換するコマーシャル動画も話題になった。

 LGの次期スマートフォン(おそらく「G6」になるとみられる)に関する発表はないが、すでに報じられているところによると、同社はスマートフォンへのモジュール追加を取りやめる決断を下したという。

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