「AirPods」は自力修理が不可能でアップル頼み--iFixitの分解レポート

 発売の遅れていたAppleのワイヤレスヘッドホン「AirPods」だが、とうとう出荷された。iFixitは当然AirPods入手し、分解レポートを公開した。

 AirPodsのイヤーピースもケースも、内部にアクセスするには接着剤を温めて柔らかくし、外装をナイフなどでこじ開ける必要があった。ケースは、カバーを壊さないと内蔵バッテリを取り出せなかった。そのため、「Repairability Score」(修理容易性スコア)は10段階評価で最低の0(10がもっとも修理しやすいことを表す)で、修理は不可能とした。

修理が不可能なAirPods(出典:iFixit)
修理が不可能なAirPods(出典:iFixit)

 イヤーピースの周囲には分解の手がかりになる部分が見つからず、ヒーターとナイフなどを使って開いていった。分解中の画像を見ると、接着剤が使われていることがよく分かる。


ナイフでこじ開ける(出典:iFixit)

大量の接着剤(出典:iFixit)

やっとバッテリが現れる(出典:iFixit)

 左右のイヤーピースそれぞれに内蔵されていたバッテリの容量は93mWh。これで5時間の連続再生が可能という。


バッテリの容量は93mWh(出典:iFixit)

組み立て直しは無理そう(出典:iFixit)

 イヤーピースを充電する機能を備えたケースも、イヤーピースと同じく接着剤を使って組み立てられていた。分解するには、ナイフなどでこじ開けるだけでなく、外装を破壊する必要まであった。バッテリの容量は1.52Wh。


ケースもこじ開ける(出典:iFixit)

外装を壊さないと分解が進まない(出典:iFixit)

やっと現れたバッテリの容量は1.52Wh(出典:iFixit)

修理が考慮されていない構造(出典:iFixit)

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