Facebookが提供する最新サービスは、ポッドキャストのようなものだ。
同社は米国時間12月20日、「Facebook Live Audio」という新機能を提供開始すると発表した。Facebook上での動画ライブ配信に似ているが動画は表示されない。つまりラジオ。 Facebook版ラジオだ。
このサービスを提供開始するにあたり、同社はまず、BBC World ServiceやHarper Collinsなどの放送局と提携した。2017年には提供範囲を広げて、他のパブリッシャーやユーザーも利用できるようにすると述べたが、具体的な時期については明言しなかった。
この新機能は、Facebookによるライブメディア強化に向けた最新の取り組みだ。同社は、18億人のユーザーが同社サイト上で費やす時間をできる限り引き伸ばそうと努めている。
同社はライブ動画に多額の資金を投入しており、「Facebook」アプリのメニューという、モバイルの世界で最も価値の高いスペースの1つともいえるエリアに動画用の専用タブまで設けている。同社は先週、360度ライブ動画機能もリリースした。より深い没入感を与えるこの機能により、視聴者は動画の中を縦横自在に見て回ることができる。
しかし、音声のみの配信というのは新たな手段だ。同社は、その利点の1つとして、利用可能な帯域幅が狭く動画がスムーズに読み込めない地域のユーザーにメリットがあるとしている。
「iPhone」上でLive Audio配信を聴く場合は、1つ注意点がある。Facebookアプリを離れてはいけないということだ。GoogleのモバイルOS「Android」を搭載する携帯端末の場合は、同アプリを離れて端末上で他の操作をすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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