Googleの自動運転プロジェクトを引き継いだ新会社Waymoが、ミニバンの「Chrysler Pacifica」をベースとした自動運転車の画像を初めて公開した。2017年には、公道での試験走行を開始する予定だ。
Waymoの最高経営責任者(CEO)John Krafcik氏は米国時間12月18日付のブログ記事で、この自律走行型ハイブリッドミニバンの生産を10月に開始し、すでに限定的な試験走行をFiat Chrysler Automobiles(FCA)のテストコースである「Chelsea Proving Grounds」(ミシガン州チェルシー)と「Arizona Proving Grounds」(アリゾナ州ユッカ)で実施していると述べている。
Krafcik氏はこのハイブリッドミニバンの画像を公開し、この車両ではセンサ類を更新、車載コンピュータを入れ替えたほか、主要なシステムを新しくしたと説明した。
「プログラムの立ち上げから生産開始、完成車の組み立てにいたるまでを半年で実現できたことは、FCAとWaymoのエンジニアが緊密なチームワークで協力してきたことを示すものだ。この新しい車が2017年に公道を走行するのを楽しみにしている」とKrafcik氏は述べている。
Googleの親会社であるAlphabetは12月に入り、Googleの自動運転車プロジェクトを新たに独立企業Waymoとして設立していた。
Waymoという社名は、「a new way forward in mobility」(移動のための新しい手段)という言葉から来ている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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