Alphabet傘下のGoogleは、全世界のデータセンターやオフィスを含む自社の使用電力を100%再生可能エネルギーに切り替える目標の期限をこれまで2025年に設定していたが、それを2017年に前倒しして実現することを米国時間12月6日に発表した。
テクニカルインフラストラクチャ担当シニアバイスプレジデントを務めるUrs Holzle氏はブログ投稿で、「この目標を達成するため、われわれは風力発電および太陽光発電による電力を毎年直接購入し、当社の事業が世界中で消費する電力をすべて賄う予定だ。また、われわれは再生可能なエネルギー源から新たなエネルギーを作り出す取り組みにも注力しているので、購入先は、当社との取引によって得た資金が有効な投資につながるプロジェクトに限られる」と述べた。
Googleは再生可能エネルギーに切り替える理由として、環境的な要因だけでなく、コスト節約も挙げている。風力エネルギーのコストは60%以上も下がっているからだ。
「電力コストは、当社データセンターの運営コストに占める割合が最も大きい項目の1つだ。長期的なコストが安定している再生可能エネルギーを利用することで、エネルギーの価格変動から身を守ることができる」(Holzle氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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