Appleは、中国での環境保護対策をさらに強化する取り組みとして、同社のサプライチェーンと製造パートナー各社のカーボンフットプリントを削減することを目的としたクリーンエネルギー関連プロジェクト2件を開始する。
1つ目の取り組みでは、200メガワットの太陽光発電プロジェクトを構築し、Appleのサプライチェーンで消費されるエネルギーを相殺するだけのエネルギーを生産する。2つ目のプロジェクトでは、製造パートナー各社と協力してエネルギー効率を高め、今後数年で2ギガワット超のクリーンエネルギーを生産する。ただしAppleは、これが同社のエネルギー消費に占める割合を明らかにしなかった。
これらのプロジェクトによって、2015~2020年の間に2000万トンの温室効果ガスが大気中に放出されるのを防ぐ。Appleによると、これは乗用車400万台を道路から取り除くに等しい効果があるという。
Appleは、Tim Cook氏が最高経営責任者(CEO)に就任して以降、社会的良心を世界に示すことに意欲を見せている。同社は過去2年にわたって環境保護対策での実績を高めようと懸命に取り組んでおり、複数のデータセンターをクリーンエネルギーでまかなったり、メイン州とノースカロライナ州で3万6000エーカー(約146平方km)の森林を購入したりしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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