スマートフォンネイティブが見ている世界

なぜ、女子高生はInstagramで「バトン」をするのか?

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 「バトン」はSNSで人気のテーマだ。バトンとは、特定のお題の質問に対してSNSなどで回答していくこと。次の回答者を指定したり、見た人は必ず回答しなければならない仕組みとなっているものが多い。古くはmixiの時代からあったものだが、最近はLINEのタイムラインが主な場となっている。

 ところが最近は、女子高生たちなどによって、Instagramがバトンの場として選ばれることも増えていることをご存知だろうか。

 バトンといえば、質問と回答がセットとなっている。「写真共有SNSであるInstagramでバトン?」と意外に感じる人も少なくないだろう。Instagramにおけるバトンの実態と増えてきた理由について考えていきたい。

強制力が強く固定されたLINEバトン

 そもそもバトンは暇つぶしに投稿するネタとなり、自分のことを知ってもらうきっかけとなる。周囲からのリアクションも期待できるネタのため、女子中高生にとても人気が高い。投稿するバトンネタを探すためのポータルサイトまで登場しており、相変わらずバトンの人気が高いことがよく分かる。

 代表的なバトンは次のようなものだ。

 「名前=

 年齢=

 学年=

 部活=

 プロフィール画像=

 カバー画像=

 趣味=

 好きなアニメ=

 好きな人=」

 このような質問を回されたら、回答欄を埋めて自分のタイムラインにアップし、次に回す人を指名する。

 LINEバトンは質問が多岐にわたり、ルールがはっきりと決まっている。「見た人は全員強制参加」「指名されたら絶対参加」というものがほとんどであり、強制力が強い点が特徴的だ。「タイムラインは(同じクラスのメンバーなどが全員見ているので)バトンを回されたら拒否が難しいからしかたなくやる」と女子高生に聞いたことがある。

 Yahoo!知恵袋などで「LINEバトン」で調べてみると、やり方を尋ねるものと「~というバトンを教えてください」という積極的に使いたい派と並んで、「うざい」「なぜやるのか」「やらなければいけないか」などという否定派の投稿も目立つ。

 「暇つぶしによい」「楽しい」と感じる層が一定数いる一方で、「やりたくないのに強制的に回されてきて困る」「なぜあるのか意味がわからない」「同じものが何度も回ってきてうざい」と感じている中高生も少なくないことがわかる。

緩くて自由度が高いInstagramバトン

 Instagramで「#バトン」は5万件投稿されている。それ以外にも多くのバトンが回されている。その多くは、Instagramらしく画像形式のバトンとなっている。タグ付けで回されたバトンを、そのハッシュタグを付けて写真を投稿することで回答に換えるものが多いのだ。

 「#自己紹介バトン」は唯一通常のSNSと同じ文章での自己紹介付きのバトンだが、投稿数は4000件とそれほど多くはなく、Instagram内では少数派だ。その上、自己紹介と言っても質問が固定されているわけではないので、自由に自己紹介すればいいという緩いものとなっている。

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