Tesla Mortorsの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏は10月、今後生産する全車両にレベル5の完全自動運転をサポートするハードウェアを搭載することを明らかにした。その際、実際に自動運転機能を提供するのはまだ先になると述べていたが、いよいよこの12月から提供を開始するようだ。
Musk氏は先週末、この「Enhanced Autopilot」機能の提供時期を尋ねるツイートに対し、「約3週間後」に開始予定だと回答した。ただし、数カ月をかけて段階的に機能が提供されるため、最初からいきなり完全自動運転が可能になるわけではなさそうだ。
@edwardsanchez about three weeks and it will get rolled out incrementally in monthly releases
— Elon Musk (@elonmusk) 2016年11月27日
おそらく最初の段階では、「Model X」と「Model S」の新型車両が、すでに路上を走行しているTesla車と同等の機能を持つことになるだろう。Enhanced Autopilot対応の新型車両は、アダプティブクルーズコントロールや自動緊急ブレーキといったアクティブセーフティシステムが現時点ではすべて無効となった状態で出荷されており、最初のアップデートではこれらの機能が有効になるとみられる。
レベル5の完全自動運転を年内に体験したかった人は、がっかりすることになるだろう。先ごろデモ動画が公開された完全自動運転の機能は、早くても2017年の提供になるとみられる。筆者は、一連のアップデートで重要な機能が提供されるのは2017年の半ばになると予想している。米CNETでは、Musk氏のツイートに関してTeslaにコメントを求めているが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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