一方のGoogleは14日、Google Newsの検索結果に虚偽ニュースを大々的に表示するというミスを犯したと語った。「われわれは明らかなミスを犯したが、今後も継続してアルゴリズムの改善に取り組んでいく」
14日の午後、Googleは、虚偽ニュースを掲載するウェブサイトに同社の広告販売ソフトを使わせないと述べた。Googleは、新しいルールを同社の他のポリシーと同様に、自動システムと人間によるレビューを合わせた方法で施行する計画だ。同日夜、Facebookも広告ネットワークから虚偽ニュースサイトを遮断すると語った。
これからどうすべきだろうか?
作家でメディア評論家のJeff Jarvis氏は、メディアが実行すべき最重要事項は、GoogleとFacebookが虚偽と見なしたニュースを抹消する立場にはないことを確認することだ。さもないと、両社の手に過大な編集権を委ねることになると同氏は主張する。
もっとも、両社とも編集権の掌握には興味がないようだ。
Zuckerberg氏は自身のFacebookページに、ソーシャルネットワークは「真実の審判」になることについては慎重である必要があると記した。一方、Googleは違法なコンテンツあるいはマルウェアなどを含むものだけを検索結果から排除すると語った。つまり、虚偽ニュースはくぐり抜けられるということだ。
Jarvis氏は、Facebookがメディアに対し、虚偽ニュースとの戦いに協力するよう求めるべきだと考える。Facebookは新しいタグを追加して、虚偽ニュースであることを示すとともに、類似するニュースの枠にまとめたらどうだろう。または、あるニュースに一定数の虚偽だというタグが付いたら、Facebookはそのニュースを見ているユーザーに対し、本当にそのニュースをシェアしたいのか尋ねるポップアップウィンドウか警告を表示すればいいと、Jarvis氏は語った。
また、これがインターネット上の問題だということを忘れないでいることも重要だ。悪人は必ずいる。
「どんなシステムでも悪用される可能性がある」とJarvis氏。
当面は、自分が読んでいるものが何なのか、ニュースフィードに表示されているものが何なのかを意識することだ。そのニュースは、そもそもニュースですらないかもしれないのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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