Adobe Systemsは、動画広告プラットフォームを提供するTubeMogulを買収すると発表した。買収額は約5億4000万ドル。
今回の買収により、Adobeは、多様な画面に対応するプログラマティック動画広告で足場を広げ、マーケティングやコンテンツ、分析といったサービスと組み合わせられるようになる。
TubeMogulの株主は、保有株1株あたり14ドルの現金を手に入れる。買収は、Adobeの第1会計四半期に完了し、非GAAPベースの通期利益には影響しない見通しだ。
Adobeとしては、「Adobe Marketing Cloud」を「TubeMogul」と統合し、多様な動画フォーマットに対応するねらいがある。動画はますます、多くのブランドにとって主要なマーケティング手段と見なされてきている。AdobeとTubeMogulは、共通の顧客を複数抱えている。
TubeMogulは、そういった状況の中で食物連鎖に組み込まれており、今回の買収で解決しようとしている問題もそこにある。
Adobeは最近になって、サービスのセット販売や統合を開始した。TubeMogulは、この計画にマッチする。Adobeは、マーケティングや「Adobe Audience Manager」「Adobe Analytics」のクラウドにTubeMogulを利用できる。
TubeMogulの最高経営責任者(CEO)であるBrett Wilson氏は、Adobeのデジタルマーケティング部門で引き続きチームを率いる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手