Googleは米国時間11月8日、「Google Play」ストアに登録された「Android」アプリを分類する作業に、人工知能(AI)を導入したことを明らかにした。
Googleは、ニューラルネットワークを利用し、アプリの名前と説明を分析して、どのアプリを検索結果に表示すべきかを判断しようとしている。ニューラルネットワークとは、人間の脳が情報を処理する仕組みにゆるやかに基づく技術だ。たとえば「Snapchat」など、アプリ名そのもので検索される場合は、それを結果に表示することは難しくない。だが、このAI技術は、「selfie」(自撮り)のようなカテゴリが入力された場合でも、精度の高い検索ができるように設計されていると、GoogleのAI研究者らはブログの投稿で述べている。
ただし、この技術もまだ人間の手助けが必要だった。Googleは、カテゴライズの正確さをユーザーに評価してもらい、検索結果の精度を高めることにより、このシステムを鍛える必要があったのだ。
アプリストアには膨大な数のアプリが登録されているため、目当てのアプリを選び出すのは一苦労だ。アプリストアを運営するGoogleやAppleなどの企業は、ユーザーがアプリを検索したり調べたりしたときに、新しいアプリと人気の高いアプリがバランス良く表示され、不正なアプリが表示されないようにする必要がある。また、開発者が自分のアプリを検索結果の上位に表示させようとするのを抑制することも求められている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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