Googleは「Google Play」に変更を加えようとしている。Googleが米国時間11月3日、サンフランシスコで開催したソフトウェア開発者向けイベントで明らかにした。
Google Playで提供しているサービスに対するサブスクリプション料金の支払い方法が、アップデートの柱となる。たとえば、アプリ開発者は、数カ月間にわたって月額1ドルでサービスを提供してから通常のサブスクリプション価格に引き上げるなど、サブスクリプションに対してさまざまな販売促進価格を選択できるようになった。
Googleは、Google Playのサービスに対する支払いを新興市場でさらに容易にする取り組みも宣伝した。「通信事業者による直接課金」機能を拡大してきた、と「Android」およびGoogle Playの製品管理担当バイスプレジデントであるSameer Samat氏は言う。通信事業者による直接課金を選択すると、Google Playストアからアプリなどをダウンロードした場合の料金は、クレジットカードで決済されるのではなく、電話代と同時に請求される。
Googleは2010年に、通信事業者による直接課金機能を導入し、マレーシアやクウェート、ベトナムなど、いくつかの新興市場でこの機能を追加または改善してきたと、Samat氏は米CNETに伝えた。現在、世界で6億人がこのオプションを選択できるという。
「今後10億人のユーザーが新たにインターネットを利用するようになるが、その多くがクレジットカードをほとんど、あるいはまったく利用できない。その際、開発者と消費者の両方にとって最良の決済体験を提供したい」とSamat氏は電子メールで述べている。
Googleはまた、9月に「Google Play Early Access」プログラムを広く導入して以降、このプログラムでのダウンロード件数が400万件に達したと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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