McGraw-Hill Educationは、高等教育向けデジタル学習技術の効果に関する調査を実施し、その結果を「2016 Digital Study Trends Survey」として発表した。それによると、大学生の81%が「デジタル学習技術は成績向上に役立つ」と回答したという。
調査によって、大学生はデジタル学習技術を日常的に利用し、さまざまな活動に有用だと考えていることが分かった。また、81%は「能率と効果の向上」、69%は「集中力の向上」に役立つと答えていた。
この調査では、アダプティブラーニングとオンラインクイズに対する評価が高いことも明らかになった。具体的には、回答者の半数が「アダプティブラーニング技術とオンラインクイズが、成績に大きな影響を及ぼした」としていた。さらに、66%が「アダプティブラーニング技術とオンラインクイズは、習得に『とても』または『極めて』役立つ」と答えた。
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを利用するモバイル学習技術については、勉強に欠かせないと考える学生の割合が増えている。2014年の調査で13%だった「モバイル学習技術は勉強に『極めて重要』」と回答した学生の割合は、2015年に19%、2016年に22%へと増加した。「勉強に『どちらかというと重要』」という回答の割合は、70%にのぼった。
ただし、45%は「自分のデバイスでデジタル学習技術を使おうとして、問題が発生した」と述べており、改善の余地は大きいという。
調査は、米国各地の高等教育機関で、18歳以上の学生3311人を対象に実施した。回答者の専攻はさまざまで、学年は1年から博士課程まで含む。
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