プレンプロジェクトは10月11日、スマイルリンクと共同で2足歩行ロボット「PLEN2(プレンツー)」を利用した、子ども向けロボット教育プログラムを開発するため、定期ワークショップを開始すると発表した。初回は10月22日。場所は東京都大田区のスマイルリンクの工房。対象は、PCが使える小学生から。
PLEN2は、プレンプロジェクトが開発・販売しているオープンソースの二足歩行ロボット。ソフトウェアのソースコードだけでなく、3D設計データが公開されているため、すべてのメカ部品が3Dプリンタによって出力できるという特徴がある。そのため、ユーザーはオリジナルのロボットを容易に造形可能。
スマイルリンクでは、無線通信によってPC/スマートフォンから出力が可能な3Dプリンタ「Nt100」を開発・製造。多様な造形ノウハウを有しており、これまでも子ども向け3Dプリンタ教室などを実施している。
両社は、子どもたちが科学技術に親しみを感じ、ロボットやIoTデバイスなどのハードウェアを作るきっかけにしてほしいと考え、これまで2回の実験ワークショップを開催。この検証作業を経て、ロボットなどのハイテクノロジやハードウェア設計に必要な基本内容を抽出し、3Dデザイン、3D造形、電気、制御、プログラミングなどを網羅する形でカリキュラムを開発することに合意した。
今後は、10月から月1回のペースで、毎回テーマを変えて遊びながらロボット設計に必要な内容(モデリング、ロボット操縦、電気、メカ制御、プログラミングなど)が学べるワークショップを開催し、幅広い教育サービスに耐えうるカリキュラムや教材の完成を目指す。
ワークショップは、全6回を受けるとロボットの基礎が網羅できるが、ジャンルごとにテーマを設定してあり、興味のある回だけを受けることも可能。また、親子参加やこれからテクノロジを学んでみたいという大人の参加も受け付ける。
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