オンライン教育サービスを手がけるUdacityが、自動運転車分野の主要企業と提携し、自動運転車エンジニアを目指す人向けのナノ学位(nanodegree)取得プログラムを開始する。
Udacityの創設者でプレジデントのSebastian Thrun氏は、「デトロイトからダマスカス、アデレードからアレッポまで、インターネットに接続できる多くの人が、現代の最も脅威に満ちた分野の1つで働くために必要なスキルを学習できる、最初かつ唯一のプログラムだ」と述べた。
1学期あたり12週間の3学期制で構成されるこのコースでは、ディープラーニングやコンピュータビジョン、センサフュージョン、ローカライゼーションなどが学べる。主要パートナー4社(Mercedes-Benz、Nvidia、Otto、Didi Chuxing)は、世界中の職務でナノ学位の取得を考慮することを約束している。
同プログラムの1学期の受講料は800ドルで、10月に開講する。最初の定員は250名だ。Udacityによると、米国時間9月13日午後時点で、1200名以上の応募があったという。受講生には、「Python」などのスクリプト言語の経験と、確率、統計学、微積分学に関する少なくとも一定の素養が求められる。
Thrun氏自身も講師の1人だ。Udacityを創設する前にスタンフォード大学の教授として、2005年の「DARPA Grand Challenge」で優勝した自動運転車「Stanley」の開発チームを統括していた経験をもつ。ほかにも、「Google X」の責任者を務めた経歴がある。
講師はそのほかに、Udacity入社前にFordで自動運転車のエンジニアを務めていたDavid Silver氏、元フリーランスのデータアナリストだったRyan Keenan氏が名を連ねている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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