民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」、翻訳機能でドコモと連携

 インベスターズクラウドの子会社で、民泊事業を展開するiVacationは10月18日、同社が開発する民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」において、NTTドコモと翻訳機能についての共同実験を開始したと発表した。

「TATERU Phone」に翻訳機能を追加
「TATERU Phone」に翻訳機能を追加

 TATERU Phoneは、民泊宿泊者を対象にレンタルされるIoTデバイス。チェックイン、チェックアウトだけでなく、スマートキー、チャットでの多言語問い合わせ機能などを搭載する。今後は、Beaconを始めとする機能の拡充など、利用者がスマートに旅行を楽しめるツールを充実させる予定だという。

 TATERU Phoneは、複数の企業とパートナーシップを組み、提携企業の技術やサービスを生かしながら協業・分業する「TATERU ECOSYSTEM」で開発中。一部機能を搭載した実証実験を2016年9月21日から2017年3月31日の期間で実施している。今回の取り組みは、企業連携の第6弾となる。ドコモが開発した翻訳サービスを機能として追加し、共同実験を実施する。

翻訳サービス
翻訳サービス

 なお、第1弾は、エボラブルアジアとの提携により新幹線、飛行機などの移動手段の予約を可能にした「交通予約」。第2弾は、iFLYER(セブン・セブン・ハーツ)との提携によりフェスやクラブ、コンサート情報の収集、チケットの予約を可能にした「ミュージックイベント機能」。第3弾は、Wanderpass(IPPON)との提携で実現した、日本の観光スポットで使用できる音声ガイド「オーディオツアー機能」。

 第4弾は、Voyaginとの連携で搭載された観光ツアー、世界遺産観光、ショーエンターテイメント、カルチャー体験などの予約ができる「アクティビティ機能」。第5弾は、訪日外国人向け新型海外旅行保険(東京海上日動)との連携で実現した医療機関の紹介や手配、傷病人の移送サービス、治療費キャッシュレスサービス「エマージェンシーコール機能」を提供している。

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