Googleは、「Google News」でインデックス化している記事に新しい「Fact Check(事実確認)」タグを付け、記事が正しいことを裏付ける記事や、あるいはその誤りを指摘している記事に読者を誘導する。Google Newsでは、すでに一部の記事に「In-Depth(詳細)」「Highly Cited(引用回数が多い)」「Opinion(意見)」などのタグを付けており、Fact Checkタグはそうした他のニュースタグに加わることになる。
Google Newsの責任者であるRichard Gingras氏は、この動きについて発表したブログ記事で次のように述べている。「われわれは、多くの読者が多種多様なコンテンツタイプに簡単にアクセスできることを楽しんでいると聞いている。2016年に入ってからは、主要な記事に関する各地域での報道であることを示す『Local Source(地域のニュース提供元)』タグを導入した。本日、われわれは、読者が大きなニュース記事の事実確認をできるよう支援する、さらに新しいタグ『Fact Check』を導入する」
Fact Checkタグの導入は、激しい熱気を帯びている2016年の米大統領選が投票日まであと1カ月を切ったタイミングで行われる。
Google Newsのアルゴリズムは、事実確認のモデルに適し、かつ特殊なマークアップ言語を使用している記事を探すことで記事にFact Checkタグを付ける。Googleは条件の1つとして次のような点を挙げている。「事実確認の記事では、個々の主張とチェックが容易に識別できなければならない。何がチェックされてどういった結論に達したのかを、読者が理解できる必要がある」
Fact Checkタグはまず米国と英国で、ウェブ、「iOS」版および「Android」版Google Newsで提供が開始される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」