AppleがDidi Chuxingの取締役の席を取得していた。先ごろ規制当局に提出された文書をThe Informationが見つけたことで明らかになった。Appleは2016年に入り、中国を拠点に配車サービスを提供するDidi Chuxingに10億ドルを出資していた。
AppleのM&Aを統括するAdrian Perica氏が、同社を代表してDidi Chuxingの取締役に指名された。
Didi Chuxingは5月、10億ドルという金額は、同社が受けた中で最高の出資額だと述べていたが、Appleが「中国版Uber」と呼ばれる同社の取締役会に人を送り込むのかはこれまで明らかではなかった。
Perica氏は、Didiの戦略担当責任者であるStephen Zhu氏とともにDidiの取締役会に加わることになった。Didiの共同創設者であるWang Gang氏と、2015年にDidiと合併した競合企業Kuaidi Dacheの元最高経営責任者(CEO)であるLu Chuanwei氏の退任で空いた席が、両氏によって埋められたとThe Informationは報じている。
AppleのCEOを務めるTim Cook氏は5月、Appleの出資は中国市場をより深く理解するために役立つと述べていた。うわさされている自動車プロジェクトに向けて、AppleはDidi Chuxingと戦略的提携を結ぶ可能性があるとの憶測も流れている。
Perica氏はGoldman Sachsの出身で、AppleではBeats買収などを担当してきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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