ビズリーチは10月12日、東京理科大学インベストメント・マネジメントなど5社から、総額11.5億円の資金を調達したと発表した。調達先は、東京理科大学インベストメント・マネジメント、グロービス・キャピタル・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、SBIインベストメントの5社。これまでの累計調達額は約50.8億円となる。
ビズリーチでは、ダイレクト・リクルーティングサービス「ビズリーチ」、戦略人事クラウド「HRMOS(ハーモス)」、地図から仕事が見つかる求人検索エンジン「スタンバイ」などのサービスを展開してきた。今回の資金調達により、新たに大学生とOB/OG(卒業生)や企業をつなぐキャリア教育プラットホーム「ビズリーチ・キャンパス」を立ち上げる。
ビズリーチ・キャンパスは、大学生とその学生が所属する学校のOB/OGや企業をつなぐオンラインのキャリア教育プラットホーム。学生はサービスに登録後、母校のOB/OGの中から自分のバックグラウンドに似た先輩や、興味がある企業に在籍している先輩を見つけ、「話を聞きたい」ボタンを押してアプローチでき、OB/OGが承諾するとマッチングが成立する。
学生は、OB/OGがプロフィール登録した 「所属学部・学科」といった基本情報のほか、「ゼミ・部活・サークル・出身高校等」などの補足情報も見ながら検索できるため、先輩との共通点を参考にして、OB/OG訪問の依頼がしやすい仕組みとなっているという。その後は、サービス内でメッセージをやりとりし、OB/OG訪問の日程調整などをする。
OB/OGが登壇するイベントに応募できる機能なども備えている。これにより、登録した大学生は就職活動時期や学年などに関係なく、さまざまな業界で活躍する社会人と直接会って話を聞き、早期に就業観を醸成できるという。
ビズリーチ・キャンパスには、すでに8000人以上の学生、1万2000人以上のOB/OGが登録しており、契約企業は大手メーカーや総合商社などを含む120社以上に及ぶという。
さらにビズリーチは、キャリア教育分野において東京理科大学と協定を締結し、東京理科大学の在校生へキャリア支援を行う。具体的には、在校生・OB/OG専用のサービスをビズリーチ・キャンパス上で展開するほか、在校生向けに、ビジネスの第一線で活躍する社会人などが登壇するキャリア教育の講座を大学内で実施する予定だという。
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