LITALICOは5月13日、UBICと共同で、人工知能を活用した障がい者就労移行支援事業での協業を開始すると発表した。
最初の取り組みとして、LITALICOの障がい者就労移行支援事業「ウイングル」において、UBICの人工知能「KIBIT(キビット)」を導入。約7000人の精神障がい者支援に取り組んできた知見を活かし、支援記録データをKIBITで分析することで、精神障がい者の自殺の予兆などを早期に発見するとしている。
2018年度からの精神障がい者の雇用義務化を控え、精神障がい者の雇用が活発化している。一方で、職場でのストレスなどから精神障がいを新たに発症する人も近年増加傾向が見られる。精神障がい者の自殺率は、障がいを持たない人と比べて高いとされており、自殺を図った人の75%は何らかの精神障がいがあるとする調査もあり、精神障がい者の自殺予防対策が急務となっている。
両社では、今後も自殺予防対策を強化。一人ひとりの特性や個性に応じた「個別最適」な社会づくりを目指したサービスを開発するとしている。
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