freeeは10月10日、個人事業主がクラウド上で開業手続きできるサービス「開業 freee」をリリースした。開業時の手続きに必要な書類や、青色確定申告用の書類などを簡単に作成できる。無料で利用可能。
今回の新サービスでは、開業・廃業等届出書、青色申告承認申請書(青色申告を行う場合)、青色事業専従者給与に関する届出書(家族に給与を支払うか、家族への給与を経費にする場合)、給与支払事務所等の開設届出(給与を支払う場合)、源泉所得税に納期の特例の承認に関する申請書(給与を支払う場合)と、5つの書類が作成できる。
書類作成は、アンケートに答える感覚で必要事項を入力するだけ。手続きを調べる時間の削減や、不備に対する不安を払拭できる。また、一度入力した情報はすべての書類に反映されるので、同じ内容を何度も書き込む手間を省くことが可能。個人事業の開業時に「困ること」として挙げられる「開業に必要な書類の記入が面倒」を解決する。
青色、白色などの申告方式の検討用として、事業の想定月収を入力して確定申告方式別の見込み納税額をシミュレーションできる機能を搭載。近辺の提出先税務署をマップ上に表示したり、提出時のチェックリストを設けたりするなど、書類の作成だけでなく、最終的なゴールである「開業」を実現するためのサポートも実施する。
また、事業用の銀行口座を開設するための連携として、ジャパンネット銀行の個人事業用口座開設の申し込みに対応した。その際、申し込みに必要な情報は、開業freeeから引用されるため、ユーザー側で会社情報を入力する必要が無く、少ないステップで申し込みが完了する。
これらの機能は、全てモバイルブラウザ上でも利用可能。場所や時間を選ばず開業手続きが完了できる。
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