オランダのテクノロジブログTechtasticがうわさとして報じたところによると、Appleが「A10X」チップの開発に取り組んでいるという。A10Xは次期「iPad Pro」に搭載される可能性が高く、同社のこれまでのチップを大幅に上回る性能を備えているという。
Techtasticの主張が正しければ、現在「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」に搭載されている「A10」の性能をさらに高めたA10Xチップがリリースされるかもしれない。Apple製チップのこれまでの傾向が踏襲されるのなら、A10Xは次期iPad Proモデルに搭載される可能性が高い。Techtasticによると、この情報は、過去にA10チップの初期情報をリークしたのと同じ情報筋からもたらされたという。
Techtasticは「Geekbench」テストを使って、A10XがほかのApple製チップと比べてどれだけ強力なのかを示した。これらのベンチマークテストは、あらゆる「iOS」製品のパフォーマンスを詳細に計測するのに使われてきた。過去には、iPhone 7とされる端末が2015年のiPad Proを上回るスコアを出したこともあった。このときのスコアはその後、修正された。
「A9X」のマルチコアのスコアが4990なのに対し、A10Xは6588を記録した。これは約28%の違いだ。これらの数字が信じるに足るものであり、A10Xが本当に次期iPad Proに搭載されたなら、A9Xを搭載する初代モデルを大幅に上回るパフォーマンスを提供するだろう。それはiOS版「Microsoft Office」などの仕事用アプリを利用するユーザーに大きな変化をもたらすかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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