Googleは、Appleの「iPhone」やサムスンの「Galaxy」シリーズに対抗する、新型スマートフォン「Pixel」「Pixel XL」を発表したばかりだ。しかし、11月にGoogleの最新技術を搭載する新しいスマートフォンを購入しようと考えている人は、難しい決断を迫られるかもしれない。Googleが、レノボの「Phab2 Pro」が11月に発売されることを明らかにしたのだ。
「Phab2 Pro」は6.4インチのファブレットで、カメラやセンサで取得した情報をもとにスマートフォンの画面に拡張現実(AR)をもたらすGoogleの「Tango」テクノロジを搭載する。周囲の様子をスキャンし、AR対応のゲームをプレイしたり、新しい家具や家電を部屋の中に配置した場合の様子を確認したりすることができる。
同製品は当初は2016年夏に出荷されるはずだったが、9月に延期された後、さらに「秋」に発売が延期されていたが、Googleの仮想現実(VR)関連の取り組みを統括するClay Bavor氏は米CNETに対し、同製品が11月に発売される予定であることを認めた(そう、GoogleのPixelスマートフォンと時期が重なるのだ)。Phab2 Proは、米国で499ドルから発売される。
ここで、VRヘッドセット「Daydream View」に対応するのはGoogleのPixelスマートフォンの方であることを指摘しておかなければならない。Phab2 Proは対応しない(スムーズなVRをサポートするために必要なAMOLED画面を搭載しないからだ)。つまり11月にPhab2 ProとPixelのどちらかを買おうとする人は、ARをとるかVRをとるかの選択を迫られる。
「将来的には選択の必要がなくなると考えてよいが、それはもう少し先の話だ」とBavor氏は述べ、TangoとDaydreamの両方のプラットフォームに対応する単一のスマートフォンがゆくゆくは提供される可能性があることをほのめかした。4
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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