Googleの最新スマートルータを導入すると、既存のWi-Fiを利用して、より強力なネットワークを構築できる。複数台のWi-Fiアクセスポイントを連携させた接続により、Wi-Fiの到達範囲を家中に拡大してくれるはずだ。
Googleは米国時間10月4日、サンフランシスコで新しい主力スマートフォン「Pixel」と「Pixel XL」、そして「Chromecast」の新バージョンを発表し、さらに新しいスマートスピーカーの詳細も明らかにした。そのため、新たに紹介されたルータ「Google Wifi」は、見過ごされがちかもしれない。
とりわけ強調されているGoogle Wifiの特徴は、ネットワークの拡張性だ。このデバイスは、複数台のアクセスポイントを連携させて、家中でWi-Fiを使えるようにする。
「Made By Google」と銘打ったGoogleのイベントで、製品管理担当バイスプレジデントのMario Queiroz氏は、「中央に置かれる単体のルータとは異なり、Google Wifiは複数のアクセスポイントが連携することで、はるかに役に立つ」と述べた。
Google Wifiには、接続されるデバイスのWi-Fiアクセス管理など、通常のルータにはないような「スマートな」特徴がいくつもある。「Network Assist」という機能もあり、ユーザーが部屋のどこにいても、安定した接続を確保するようアクティブに動作する。値段は1台129ドルで、3台セットだと299ドルになる。
129ドルという価格は、Googleがルータに初めて進出した際の「OnHub」よりも下がっている。OnHubは2015年8月、200ドルで売り出された。
Google Wifiは11月に予約注文が可能になり、12月までに発売される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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