2016年は、「マインドフルネス」とタイトルに付く本の出版ラッシュだ。それほどに、マインドフルネスへの関心が高まっていることの証拠でもある。例えば、AppleのiOS 10では、ヘルスケアアプリにマインドフルネスというカテゴリが追加され、マインドフルネスに費やした時間を記録できるようになった。
「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」とは、Googleで行われた研修の名前だそうで、Googleならではのジョーク的なタイトルだったものが、そのまま定着したのだという。マインドフルネスのことを、本書では「ただあるがままでいるときの心」と表現している。その心の状態になるために有効なのが「マインドフルネス瞑想」で、「今この瞬間」に集中する瞑想を習慣化すること。試練にも折れない、しなやかな心を作れるというのだ。
本書では、マインドフルネス瞑想の実践方法が、詳細に分かりやすく解説しているので、取り組みやすい。そして、実際にやることは、それほど難しいことではない。適度なストレスは、人に良い刺激をもたらすが、過度なストレスは、人の健康を害する。ストレスを心から取り除き、感情をうまくコントロールできるようになるために、始めてみるといいかもしれない。
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