タイトルを見ただけで「あるある」と、自分の様々な行動を思い浮かべてしまう。しかし、タイトルにある「つい」やってしまう」こととは、ダイエット中なのに甘い物の誘惑に負けて、ついケーキを食べてしまったり、やらなければいけない仕事があるのに、ついデスクの周りを片付け始めてしまうといったことだけではない。本書には、何か分からない恐怖を感じて、衝動的にいつもとは違う行動を取ったこと、その結果、難を逃れた話なども事例として挙げられている。
こうした人間の「不可思議」と思われる行動には、明確な理由がある場合と、科学では説明のつかない場合があるようだ。本書では、説明のつかない事例も取りあげられているが、数多くの実験やテストを行い、身体反応の変化に関するデータを収集して分析し、科学的な説明のつく事例も満載だ。読者でもできる簡単なチェックテストも掲載されているので、自分の衝動の傾向を知る手がかりになる。
また、たとえば、衝動買いをしないようにするために有効な対処法や、人が恋に落ちる理由など、日ごろから人が「知りたい」と思っているようなトピックも扱われているので、「ついやってしまう」ということが多い人は、ぜひ読んでみて欲しい。
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