Googleが設立2年の新興企業であるUrban Enginesを買収した。目的は、Urban Enginesの位置情報分析テクノロジを「Google Maps」に組み込むことだ。
「位置情報分析はUrban EnginesとGoogleの双方にとって重要な取り組みであり、両社の力を合わせて、世界はどのように動いているのかを企業がさらに理解しようとするのを支援できることを喜ばしく思う」とUrban Enginesはブログの投稿で述べている。
Googleは、Google Mapsの機能の改善と強化を続けている。Appleのほか、Uberなどさまざまな企業が自社のマップ技術を向上させているからだ。
Google Mapsチームを率いるJen Fitzpatrick氏は、Business Insiderの取材に対し、「これまで存在していたものの中で、最も多彩に、深く、そして詳しく現実の世界を理解できる」製品を構築しようとしていると語っている。Urban Enginesが収集、分析している豊富な交通データの取り込みもここに含まれる。Urban Enginesによれば、同社の顧客は米州、アジア、欧州、アフリカ、中東にまたがっているという。
Urban Enginesは、ブログの投稿で次のように述べている。「スマートフォンや車、その他の交通手段に搭載されているセンサ(GPSやビーコンなど)が急増する今、われわれはまさに『Internet of Moving Things』(動くモノのインターネット)の時代に入っている。1分ごと、1マイルごとに通勤者の行動パターンを学習し、混雑を改善し、新しい消費者向けサービスを作り出すことによって、膨大な数の通勤者の生活を向上させられる、非常に大きな可能性がある」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」