Microsoftは3カ月前、「Microsoft Edge」がバッテリテストで「Google Chrome」に圧勝したことを示す動画を公開した。しかし、Googleは今回、Microsoftの「Surface Book」に搭載されたChromeの電力効率の高さを誇示し、Microsoftのテスト結果に疑問を呈した。
同様にSurface Bookで実施されたMicrosoftのテストによると、FacebookやYouTube、Googleなどのサイトを閲覧した場合、「Windows 10」のEdgeの消費電力は平均でChromeより36%少なかったという。
Microsoftのほかのテストでは、Surface Bookで動画をストリーミングした場合のChromeとEdgeのバッテリ持続時間が比較された。Edge搭載端末は7時間22分持ちこたえたのに対し、Chrome搭載端末はわずか4時間19分でバッテリが尽きた。
CPUとGPUに関連する改善がいくつか施された「Chrome 53」がリリースされた今、Googleは2台のSurface Bookのバッテリ持続時間を比較する早送り動画という形で、Microsoftのテスト結果に反論した。この早送り動画でも、2台のSurface Bookは動画をストリーミングしている。しかし、ChromeとEdgeを対決させる代わりに、Googleは「Chrome 46」とChrome 53を比較する方法を採用した。
テストにEdgeが登場しないにもかかわらず、Googleは2つの点でMicrosoftを攻撃した。1回の充電で、Chrome 53はChrome 46より2時間12分長くVimeoのHD動画を再生したという。かなり巧妙なやり方だ。
Microsoftの早送り動画で、「Windows」版Chromeは4時間20分でバッテリが尽きたが、同社への当てつけのようなGoogleの早送り動画では、Chrome 46のバッテリは8時間27分持続した。
一方、Chrome 53は何と10時間39分を記録した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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