Appleは米国時間9月13日、同社モバイルソフトウェアの最新版である「iOS 10」をリリースした。しかし、同アップデートのダウンロードで、筆者を含む一部のユーザーが問題に遭遇した。
Wi-Fiを介してダウンロードとインストールを実行した後、「iPhone」上にエラーウィンドウが現れ、コンピュータ上の「iTunes」にiPhoneを接続する必要があるというメッセージが表示される。コンピュータに接続すると別のエラーウィンドウが現れ、「アップデートまたは復元を必要としているiPhone"iPhone"に問題があります」と表示される。メッセージはさらに、この問題はiPhoneをアップデートすることで解決する場合があるが、アップデートが機能しない場合はiPhoneを工場出荷状態に戻さなければならない可能性があり、それによってすべてのコンテンツと設定が消去されると続く。
Appleは、コンピュータ上のiTunes を最新バージョンである12.5.1にアップデートしてから、iPhoneをPCに接続してアップデートするよう、ユーザーに推奨している。
「ソフトウェアアップデートプロセスに短時間問題が発生し、リリース後1時間の間に少数のユーザーに影響があった」「問題は直ちに解決したが、影響を受けた顧客に謝罪する。影響を受けたユーザーは、iTunesに接続してアップデートを完了するか、AppleCareに連絡してサポートを受けてほしい」とAppleはコメントした。
当初は「アップデート」をクリックすると、iTunesによってiPhoneがiOS 10の1つ前のバージョンである「iOS 9.3.5」にアップデートされることを示す、別のエラーウィンドウが表示されていた。筆者のケースでは、iTunesを介したソフトウェアアップデートはできなかった。最終的には、iOS 10のダウンロードを開始してから3時間後、iTunesを介してようやく筆者の「iPhone 6S」にiOS 10がインストールされた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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