もしAppleが次期「iPhone」(一部では、「iPhone 7」という名称になると言われている)でイヤホンジャックを廃止したら、世間はどう反応するだろうか。
この議論に対し、Appleの共同創設者であるSteve Wozniak氏が意見した。
Australian Financial Review(AFR)の記事によると、Wozniak氏はイヤホンジャックを完全になくすという考えには正直なところ乗り気ではないようだ。
Wozniak氏はAFRの取材に対し、「3.5mmのイヤホンジャックをなくせば、多くの人を怒らせることになる」と語った。
どうやら、Wozniak氏もその1人ということらしい。同氏はBluetooth嫌いで、愛用のイヤホンは耳に入れる部分が特注品になっている。付け心地が非常に良く、装着したまま眠れるほどだという。だが残念なことに、このイヤホンに使えるジャックは1種類しかない。
「私の車ではプラグに差してもBluetooth経由でも音楽を聴けるが、Bluetoothだと同じ音楽が薄っぺらに聞こえるんだ」(Wozniak氏)
結局、便利さと音質のどちらを取るかと言われたら、ほぼ間違いなく前者だろう。
Appleがあくまで、新型iPhoneにかろうじて残された開口部にイヤホン端子を差し込むためには、アダプタを購入しなければならないと言うのなら、Wozniak氏はそうするだろうと認めた。
これは面倒なことのように思える。最新の「MacBook」に差し込まれたドングルを目にしたことがあるなら、察しがつくだろう。
Wozniak氏は不安げな様子を見せつつも、Appleについて「未来に向かって進むのは得意だ」と語った。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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