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GPS対応の水泳用ウェアラブルデバイス「Marlin」--海や湖でのトレーニングを効率化

 水泳は水中で動くスポーツであるため、トレーニングに苦労する。コーチの声はよく聞こえず、ラップタイムや泳ぐペースを確認するための時計も見にくい。そこで、これまで「SWIMBOT」や「Swimmerix」などの水泳用スマートデバイスを取り上げてきた。

 今回は、海や湖などのオープンウォーターでの水泳トレーニングを効率化するGPS対応ウェアラブルデバイス「Marlin」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

(出典:Kickstarter)
海や湖での水泳トレーニングを効率化するウェアラブルデバイス(出典:Kickstarter)

 Marlinは、GPSモジュールや加速度センサの入った本体と、骨伝導スピーカで構成されたデバイス。水泳用ゴーグルのストラップに挟んで装着すると、泳ぎ方や動きなどのデータを取得し、ナビゲーションや泳ぎ方の指示をリアルタイムに音声で伝えてくれる。腕時計などを確認する必要がないため、泳ぎを妨げられず、適切なペースを保ったままトレーニングを続けられる。

(出典:Kickstarter)
GPSモジュールなどの入った本体と、骨伝導スピーカ(出典:Kickstarter)
(出典:Kickstarter)
目印のないオープンウォーターで役立つ(出典:Kickstarter)

 トレーニングをする場合は、スマートフォンとBluetoothで連携させ、あらかじめ専用アプリから設定しておく。泳ぐルートを指定すると、その通りナビゲーションされる。

(出典:Kickstarter)
トレーニング前にアプリから設定(出典:Kickstarter)

 海や湖を泳ぐ場合には、GPS信号を利用するオープンウォーターモードを使う。屋内プールなどでは、加速度センサからの情報に頼るプールモードで泳ぎ方を計測する。

 トレーニング後にスマートフォンと同期させれば、泳いだ時間や距離、ストローク速度、ラップタイムなど、トレーニング効果の検証に役立つさまざまなデータが得られる。地図上で泳いだルートを確認することも可能。

(出典:Kickstarter)
トレーニング後に同期して確認(出典:Kickstarter)

 Marlinには、GPS対応の標準モデルに加え、屋内プール利用に限定されたGPS非対応の簡易モデル「Marlin-P」がある。

 Kickstarterでの支援受付期間は、日本時間8月25日1時過ぎまで。最終的に目標金額2万2000ドルを大きく上回る、約3万7000ドルの資金を集めた。

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