スポーツの最中も音楽を楽しめる、防水式のコンパクトなMP3プレーヤは存在する。しかし、水泳などで激しい動きをするとイヤホンがずれて煩わしい。また、ジョギングやサイクリングの場合、耳を塞いで周囲の音を遮ることは危険なので避けたい。
そこで、耳にイヤホンを入れずに使える、骨伝導式の防水MP3音楽プレーヤ「Beker」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中だ。
Bekerは、音の振動を頭蓋骨に与え、それを鼓膜に届かせることで音楽を聴く骨伝導式MP3プレーヤ。ゴムバンドで頭の後ろに装着して使う。
IPX8相当の防水性を備え、水深3mの水圧に耐えるというので、音楽を楽しみながら水泳ができる。紹介ビデオを見ると、飛び込むような泳ぎ方をしても問題ないようだ。
イヤホンで耳が塞がれず、音楽再生中も同時に周囲の音が聞こえる。ジョギングやサイクリングをしていて近づく自動車に気付けるので、ワークアウト中の安全が保てる。開発グループは「自動車、犬、象、恐竜が通りかかっても驚かずに済む」としている。
4Gバイトのメモリを内蔵し、800曲から1000曲の音楽ファイルを入れておける。バッテリ駆動時間は8時間。再生可能な音楽ファイルの形式は、MP3のほかWMAとWAV。
Indiegogoでの目標金額は3万5000ドル。記事執筆時点(日本時間11月20日14時)で集めた資金は約5600ドル。キャンペーン期間はあと44日ある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」