logo
スマートフォンネイティブが見ている世界

カップル写真をSNSに載せる若者の心の闇 - (page 2)

  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

周囲を不快にさせていないか配慮を

 カップル写真をSNSに公開することで問題も起きている。ある高校生カップルは、彼女側がやたらとSNSに2人の写真を公開したがるため、彼の方が嫌気が差し、別れてしまったという。「2人だけのことなんだから公開しなくてもいいのに必ず公開する。一緒にいる時もまず写真を撮るし、しょっちゅうスマホをいじっているのが嫌だった」。

 毎回SNS上に公開されるので、それなりの場所に行かねばならないことも負担だったそうだ。このように写真公開で肝心の仲が壊れてしまうようであれば、本末転倒だ。相手が本当は嫌がっていないのか、確認する必要があるだろう。

 周囲で不快に感じる人達もいる。高校1年生女子C実は、「MixChannelでカップル動画を公開して、いじめにあった子が学校にいる」という。「いけてない子はカップル動画を公開してはいけないのに、空気を読まずに公開したから。しかもベタベタしていて気持ち悪かった」。どのような写真や動画などの投稿でも、不快に思う人はいるものだ。人は必ずしも思ったような反応をしてくれるわけではないことは忘れるべきではない。

 また、別れた後もアカウントや動画などを残しておくことでトラブルにつながることもある。ある女子高生が前の彼氏と別れて新しい彼氏ができた。ところが、前の彼氏に「(今の彼氏に)キス動画を見せる」と脅されたそうだ。恋愛中は別れることなど想像もつかないかもしれないが、データを残しておくことで後々トラブルにつながることもあるので注意が必要だ。

 若者たちの多くは、カップル写真を公開して周囲に幸せをアピールすることを好む。そのような行動にまったく意味がないわけではないが、同時にさまざまなリスクが潜んでいる。公開するリスクを正しく伝え、問題ある画像や動画などは公開しないよう指導が必要な時期なのではないだろうか。

高橋暁子

ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディア等の記事の執筆、企業等のコンサルタント、講演、セミナー等を手がける。SNS等のウェブサービスや、情報リテラシー教育について詳しい。
元小学校教員。
『スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本』『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(共に日本実業出版社)他著書多数。
近著は『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎)。

ブログ:http://akiakatsuki.hatenablog.com/

Twitter:@akiakatsuki

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]