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10代娘のセクシーInstagramを父がまねた例から学ぶ「公開させない方法」

 女子中高生のSNSアカウントを見ると、可愛らしい自撮り写真が並んでいることが多い。“女子中高生”には価値があり、可愛ければ周囲にちやほやされることが分かっているからだ。中には行動が過激化して、動画配信中に見知らぬ視聴者に請われるままに服を脱いだり、セクシー自撮り写真などを公開したりする女子中高生もいる。

 “露出が多ければ周囲に喜ばれる”と思い込んでいる女子中高生は少なくないようだが、本当にそうなのだろうか。2014年7月、米オレゴン州の心理学者エリザベス・ダニエルズ准教授が面白い調査をしている。Facebookに架空のアマンダ・ジョンソンという20歳の女性のアカウントを2つ作成。1つは若い女子高校生の肖像写真と遊歩道の写真を使用。もう1つは胸開きが大きくガーターベルトをつけた足が丸出しの写真を使用した。

 13~18歳の女の子58人と、17~25歳の女性60人に、アマンダが可愛いと思うか、友だちになりたいと思うか、仕事ができそうかなどについて聞いたところ、セクシーではない写真の方をすべての点において高く評価した。つまり、FacebookやInstagramなどでセクシーな自撮り画像などを投稿している女性は、周囲からの評価が低くなるというのだ。

 確かに、セクシー写真や動画などを公開すると、一部の異性からの目先の賞賛は得られるかもしれない。しかし、少なくとも同性からの評価は下がり、その画像や動画が将来本人を苦しめる可能性もある。

 異性からの評価も必ずしも高まるわけではない。「痛いアカウントがあるんで最近ウォッチしているんです」と、ある男性からFacebookのアカウントを見せてもらったことがある。そのアカウントの若い女性は、「今日は脚」「今日はバストアップ」と毎日のように自分のセクシー写真を投稿していた。明らかにリアルの知り合いではない男性たちから、「セクシーですね」「もっとアップお願いします!」とコメントをもらって嬉しそうにしていた。

 目の前の見知らぬ男性たちからはちやほやされていても、それ以外の人から見下されてしまっている例だ。このように、露出が多い女性は一部の男性には喜ばれる一方で、他の大多数の人々には残念な人と思われてしまうのだ。

 まだ何者でもない中高生は、承認欲求が強く、注目されたいとか賞賛されたいという気持ちが特に強い。セクシー写真や動画などを公開する行為はどのようにやめさせればいいのかについて考えていきたい。

10代娘のセクシー写真を真似する父

 米国のコメディアン クリス・マーティンさんのInstagramが話題となっている。娘のケイシー(19歳)がセクシーな自撮り写真を何枚もInstagramに投稿し、「ホットだね!」というコメントが多数ついているのを見て愕然としたクリスさん。

 確かに彼女のInstagramを見ると、可愛らしい自撮り写真と共に、セクシーな自撮り写真も公開されている。お腹や胸を出したり媚びたような表情のものが多く、保護者の立場で見れば複雑な心境にならざるをえないだろう。しかもコメント欄には男性の姿が多く、彼女にちょっかいをかけるようなコメントまであった。

 クリスさんは自らケイシーの自撮り写真の真似をし、お腹を出したりあひる口をしたりした写真をInstagramに投稿。お腹や胸などにはケイシーのタトゥーを真似てマジックで書き込みもしてあった。娘に自分の行為を客観視し、自覚してもらいたかったというわけだ。


娘のセクシー写真を真似するクリスさんのInstagram

 10代の頃は自分のことを客観視できず、恥ずかしいことも平気でしてしまいがちだ。ただ叱るのではなく、このように客観視できる機会を持たせることも1つの方法と言えるだろう。

 その他にも、そのような写真や動画を公開する人たちへの一般的な意見や未来の姿を見せてもいいかもしれない。たとえば、この記事の冒頭で紹介した調査結果のほか、セクシーな動画を配信して視聴者に動画をYouTubeにアップロードされてしまっている例などを見せてもいいだろう。YouTubeで「ニコ生 BAN 女子高生」などで検索すると、そのような動画が多数見つかる。なおBANとは、垢BAN、つまり規約違反でアカウントが停止されるという意味だ。

 単に叱ったり禁止したりしても、それだけでは完全にやめさせることは難しい。隠れてやっていたら意味がない。そうではなく、本人が自ら「セクシー写真や動画を公開することは得策ではないらしい」と気づくことが大切なのだ。

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