Appleはこの1年間、インドでシェアを拡大するため懸命に努力してきたが、最新の販売台数データには、世界第2位の人口を誇るインドでAppleの戦略が奏功していないことが表れている。
Strategy Analyticsによると、Appleの2016年第2四半期のインドにおける「iPhone」販売台数は、前年同期比で約35%減少したという。低価格の「iPhone SE」が2016年にインドで発売されたにもかかわらず、販売台数は減少した。
Appleの4月~6月の販売台数はわずか80万台だったとStrategy Analyticsは述べている。前年同期の販売台数は120万台だった。
Strategy Analyticsによると、「Android」がインド市場全体を掌握する勢いで拡大しているという。2016年第2四半期、Androidはインドのスマートフォン市場で97%のシェアを獲得した。前年同期のシェアは90%だった。
Appleはこの数カ月、インドへの注力を強化しているが、圧倒的多数の携帯電話が150ドル以下で販売されている同国で、高価なスマートフォンを売るのは容易ではない。インドで大きな市場シェアを獲得したいのなら、同社は「iPhone」の価格を「より安価な水準」まで下げる必要があると、Strategy Analyticsのディレクターを務めるWoody Oh氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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