Googleの自動運転車プロジェクトの最高技術責任者(CTO)Chris Urmson氏が辞職することが明らかになった。さらに、主要な従業員2名が退職したと報じられている。
Urmson氏は米国時間8月5日、Mediumで自身の辞職を発表した。「われわれの車両が人間に換算して150年分走行するまでこのプロジェクトを統括し、純粋な研究だったプロジェクトを、いつの日か誰もが使用できるようになるであろう製品を開発するという飛躍的な進歩を遂げるまで支えてきたところで、私はまったく新しい課題に挑戦する準備ができている」。自身の今後の具体的な計画については明かさなかった。
また、同プロジェクトのソフトウェアを統括していたJiajun Zhu氏とDave Ferguson氏も同社を離れたとThe New York Timesが報じている。
Googleの親会社であるAlphabetはUrmson氏について、「Chris(Urmson氏)は同プロジェクトの活力となって、救命につながるこの技術を研究段階からまもなく現実のものとなる時点まで導いてくれた。われわれは彼の旅立ちを心から祝福する」と各種報道機関向けの声明の中で述べた。
自動運転車プロジェクトの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Krafcik氏は、「Chrisは素晴らしい同僚でありリーダーだ。あなたの情熱と謙虚さに感謝している。新たなる旅立ちに幸あれ!」とツイートした。
Alphabetは、自動運転車プロジェクトを独立した企業としてスピンオフする計画であるという。同プロジェクトは現在、Alphabetの研究施設Xの下で進められている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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