Microsoftの大ヒットゲーム「Minecraft」の「Windows 10」版に、「Oculus Rift」のサポートが「今後数週間のうちに」追加されるという。Microsoftが米国時間7月28日に明らかにした。Oculus Riftは、Facebook傘下のOculus VRが開発する仮想現実(VR)ゴーグル。
Minecraftは、プレーヤーがブロックで構成された3次元空間を移動しながら、シェルターを建てたり、サバイバルのための装備を作ったり、モンスターを撃退したりするゲームで、Oculusの没入的な体験にはうってつけだ。Minecraftの中の定型化された姿に馴れているプレーヤーたちは、現実世界の自分の姿が見えないからという理由でそっぽを向くこともなさそうだ。
この計画は、Microsoftが「Windows 10」へのアップグレードを人々に促す取り組みの一環として発表したもの。Microsoftは、Oculus版Minecraftを実行するにはWindows 10が必須だとしている。Windows 10の無料アップグレードの期限は、米国太平洋時間7月30日午前2時59分となっている。
Microsoftは既にOculus版Minecraftについて語ってきたが、これまではどちらかというと、自社の拡張現実(AR)メガネ「Hololens」にスポットライトをあてていた。Hololens版は、Hololensヘッドセットを使用することで、プレーヤー自身も目にしている現実の空間にMinecraft空間の仮想的な要素を埋め込む仕組みになっている。
Oculus版Minecraftは、スマートフォンとタブレットで動作する「Pocket Edition」や既に提供されているWindows 10バージョンと同様、比較的新しい同ゲームのC++版を使用しており、Javaベースのオリジナル版に含まれていた高度な機能は一部使用できない。もっとも、Microsofは今後、新バージョンの機能を強化する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス