カドカワは7月14日、同社が開校した角川ドワンゴ学園「N高等学校」(N高)で使用している双方向学習アプリ「N予備校」を、一般向けにリリースしたと発表した。
N予備校は、N高生向けに独自開発された双方向学習アプリで、ネットを通じて課外授業が受けられるというもの。各業界のプロフェッショナル講師陣による大学受験コース、プログラミング、文芸小説、ゲーム、アニメ、ファッション、美容など多様なカリキュラムをリアルタイムで双方向の授業として受けることができるのを特長としている。
一般公開では、これらのカリキュラムから大学受験コースとプログラミングを提供。大学受験コースでは、実力派の予備校講師陣が、自ら執筆した教材をもとに生放送で授業を実施。生徒のコメントや質問がその場で授業に反映されるほか、授業中に出題される問題を解いて競いあう、自分の手書きの答案をその場で講師に採点してもらえるといった双方向の機能で授業を受けることができる。スマホ向けに最適化された50冊を超える参考書や問題集も利用可能。
プログラミングでは、最終的にニコニコ動画のようなサービスを構築できる技術までを学ぶことが可能。ドワンゴで実際にサービス開発を担ったエンジニア陣を講師として迎え、実際の開発体験に基づいたノウハウが詰まった授業を提供する。プログラミングスキルだけではなく、開発環境構築やコンピューターサイエンスといったエンジニアとして必要な知識を、包括的に身に付けられるカリキュラムとなっているという。
対応端末はiOSとAndroidを搭載したスマートフォンのほか、Google Chrome最新版を搭載したPCでも使用できる。なお、大学受験コースは当面無料で提供するほか、8月末までニコニコ生放送でもサイマル放送にて公開。プログラミングも後日公開予定としている。
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