ファーウェイ・ジャパンは7月4日、ファーウェイとして初となるWindows搭載の2in1デバイス「Matebook」を7月15日から発売すると発表した。個人向けにはCPUやメモリ、ストレージの異なる3モデルを用意し、市場想定価格は6万9800円から10万9800円(税別)となる見込み。また、法人向けにはWindows 10 Pro搭載モデルを2タイプ用意しており、市場想定価格は8万6800円と10万8800円(税別)。CPUはインテルの第6世代Core Mプロセッサを採用。本体カラーはグレーとゴールドの2色を用意する。ファーウェイ・オンラインストアのほか、家電量販店やECサイトなどで販売予定だ。
Matebookは、2月に開催された「MWC 2016」のプレスカンファレンスで発表された製品の日本版だ。スマートフォン開発で培った軽さや薄さ、高級感あるデザインが特徴だ。本体は航空機グレードの高品質なアルミ素材を採用したユニボディで、60を超える工程に加え、周辺部にダイヤモンドカット加工を施してシンプルで洗練されたデザインに仕上げた。アスペクト比3対2の12インチIPSディスプレイはマルチタッチに対応。解像度は2160×1440ピクセルと高精細で、NTSC85%の広い色域、最大400cd/平方メートルの高い輝度を誇る。また、額縁を幅1cmまで狭くすることで、画面占有率84%を実現した。
本体の重量は約640g、厚さは6.9mmと軽量極薄にも関わらず、33.7Wh(4430mAh)の大容量バッテリを搭載し、衝撃にも強い作りになっているという。独自の省電力技術と合わせて9時間の通常使用、9時間連続のインターネット使用、29時間の音楽再生が可能だ。サウンドにもこだわり、ステレオスピーカとDolby Audio Premiumを搭載した。また、本体側面には360度全方位に感知する指紋センサを搭載し、センサにワンタッチするだけでロック解除できる。
ACアダプタが大幅に小型化され、一般的なACアダプタの約4分の1となる、わずか110gなのも魅力の一つだ。接続する端末を自動で判別し、12V/9V/5Vの電圧を自動で調整する。Matebookは2.5時間でフル充電が可能だ。端子はUSB Type-Cに加えmicroUSBにも対応し、Matebookの他にスマートフォンやタブレットなど、すべてのAndroid端末を充電できる。
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