さまざまな技術の開発に取り組むGoogleだが、ロボット開発は特に熱心なようだ。自動運転車や傘下企業Boston Dynamicsの犬型ロボのほか、外科手術ロボットまで手がけている。
そんなGoogleは、倉庫管理用ロボットにも興味があるらしい。倉庫内で使う荷物運搬ロボットに関する技術を考案し、米国特許商標庁(USPTO)に出願したところ、米国時間6月7日に「VIRTUAL MOVING SAFETY LIMITS FOR VEHICLES TRANSPORTING OBJECTS」(特許番号「US 9,358,975 B1」)として登録された。出願日は2015年4月10日。
この特許は、車輪などで移動して荷物を運んだり、アームで掴んだ荷物を動かしたりするロボットにおいて、荷物を落とすことやロボット同士で衝突することを未然に防ぐ技術を説明したもの。移動速度や各速度をセンサで検知し、それに応じてロボットの動きを制御する技術だ。
派手さには欠ける特許であるが、何台ものロボットが倉庫内を自走する時代になると大きな意味を持つ。倉庫管理事業への参入計画がGoogleにあるかどうかなど不明だが、この種のロボットの開発に携わる人は意識しておいた方がよいだろう。
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