PlayStation VR体験記--シネマティックモードや「FFXV」「バットマン」「Rez」を体感 - (page 4)

15年の時を超えて真の姿となった「Rez Infinite」

 体験会のなかでは、すでに国内で試遊されているコンテンツも用意されていた。そのなかでひとつ、印象的だった国内ローンチタイトル「Rez Infinite」について触れておきたい。

 本作は、2001年にプレイステーション2やドリームキャスト向けに発売された3Dシューティングゲーム「Rez」のPS VR版。ジャンルを「ミッドナイト・ハイ・シューティング」と題し、ワイヤーフレームで描き出された電脳空間を舞台に、ウイルスなどをロックオンしながら破壊していく内容。特徴として、撃つことで効果音が鳴り、それが音楽と映像にシンクロして音楽を奏でているような一体感を味わえることが挙げられる。

「Rez Infinite」スクリーンショット
「Rez Infinite」スクリーンショット
(C) Enhance Games, Inc.
Original game (C) 2001 SEGA

 PS VR版では、基本的にはVR空間で楽しめるRezとなっている。ロックオンをコントローラの操作だけではなく、頭を動かして行うことができるほか、デモのなかでは後ろにいるボスを攻撃するために、後ろを振り向くといった仕掛けも盛り込まれている。

  • デモでは、後ろを振り返って見るというVRらしい仕掛けもあった

 すでに国内でも試遊できる機会は以前にもあったのだが、筆者はここで初めて体験した。2001年当時のRezをプレイしており、没入感を深めるために部屋の電気を消して楽しんでいたことも記憶している。そして今回本作を体験してみると、当時を思い起こすだけではなく、それ以上の臨場感なりワクワク感を感じることができた。視界いっぱいに広がるワイヤーフレームで描かれたサイバー空間の中にいる感覚は、ゲームの世界と一体化したのではと思えるほど。

 当時のプレイ経験者は、VRになったときの“ヤバさ”というのはなんとなく想像できると思うが、その予想を上回る極上のプレイ体験が味わえたというのが率直な感想。VRでここまで感覚が変わるのかと驚くのと同時に、15年の時を超えて真の姿となったRezと言えるではないだろうか。本作では新ステージの収録も予定されていることもあり、期待したいところだ。

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