ソニーが、さらにグラフィックを多用するゲームに対応した新しい「PlayStation」を計画しているとThe Wall Street Journal(WSJ)が報じている。ソニーは、2016年下半期にVR(仮想現実)ヘッドセットを発売する予定であるが、それに先立って発表されるという。
アップグレードしたゲーム機は、「PlayStation 4」(PS4)とは全く別の製品になるが、高度なグラフィック機能や処理機能はPS4と類似のソフトウェアを活用するものになる見込みだと同記事は報じている。PS4は世界で約3600万台販売されている。
PS4の発売からこれほど短期間で新しいゲーム機がリリースされれば、ビデオゲーム業界にとって大きな動きとなる。同業界では、5~7年間同じゲーム機が販売されるのが一般的である。
Kotakuは、PlayStationのアップグレード版にハイエンドな4K解像度が採用されると報じていた。10月に予定されている「PlayStation VR」ヘッドセット(399ドル)の発売前にリリースされると予想している。
「Oculus Rift」と「HTC Vive」は処理にハイエンドなPCを利用している。このことが、高度なゲーム機をソニーが必要とする理由となっている。PS4は2015年、400ドルから350ドルに価格が引き下げられている。
Oculusの創設者であるPalmer Luckey氏は先週、Wiredとのインタビューで、新しいVRヘッドセットOculus Riftをスムーズに販売開始することが重要だと語った。VRの先見者とみなされているLuckey氏は、1日数時間を費やして、新しい顧客として未開封のRiftを開封する自分の姿を思い描いているという。
Oculus Riftは28日、599ドルで出荷開始された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」