遅ればせながら、Microsoftがモバイル決済の分野にやってきた。ハイテク大手の同社は米国時間6月21日、タップするだけで支払いができる機能を同社が2015年10月に最初にリリースした「Windows 10」搭載スマートフォンの一部でようやく利用できるようにしたことを明らかにした。これによりMicrosoftは、近距離無線通信(NFC)によるモバイル決済機能を以前から自社の携帯電話に搭載しているApple、Google、サムスンに続くことになる。
タップするだけで支払いが可能な「Microsoft Wallet」を利用できるようになるまで待ち切れない人には、すでにベータ版が用意されている。製品版が一般に利用できるようになるのは夏ごろの予定だ。ただし、これには次のような条件がある。
これらの条件はすべて、「Windows」搭載の携帯電話を今も利用している数少ないユーザーを対象としている。報道によれば、同OS搭載の端末が世界のスマートフォン販売実績に占める割合は1%未満で、Microsoftは携帯電話部門で大規模な人員削減を実施している。
厳密に言うと、Windows搭載の携帯電話にモバイル決済機能が導入されるのは今回が初めてではない。Softcardが2014年にモバイル決済サービスを展開していた。しかし、同社の技術は2015年にGoogleに買収された。これを受けてSoftcardは事業を終了し、アプリの開発を取りやめている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス