MSとFacebook、大西洋横断海底ケーブルの敷設で提携

Jake Smith (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年05月27日 10時24分

 MicrosoftとFacebookは米国時間5月26日、「MAREA」と呼ばれる「最新式」の大西洋横断海底ケーブルの敷設で提携することを発表した。両社のオンラインサービス向けに「信頼性の高い高速接続」を提供することが狙いだ。

 両社によると、ケーブルの敷設は2016年8月より開始し、2017年10月までに完了する見通しだという。

 この6600kmの海底ケーブルはバージニア州北部のデータハブをスペインのビルバオにつなぎ、そこから欧州、アフリカ、中東、アジアのネットワークハブに接続する。

 MAREAは大西洋を横断する最大容量の海底ケーブルと言われている。8ファイバペアを収容しており、当初の見通しでは、通信容量は160Tbpsになるという。管理は、Telefonica傘下の新しい電気通信インフラ企業Telxiusが担当する。

 Microsoftのデータセンター担当幹部であるChristian Belady氏は、「世界がクラウドコンピューティングを基盤とする未来への移行を進める中で、Microsoftはクラウドインフラストラクチャへの投資を続けている。『Bing』や『Office 365』『Skype』『Xbox Live』『Microsoft Azure』プラットフォームなど、200以上の当社クラウドサービスへの現在と未来のグローバル需要拡大に対応するためだ」と用意した声明で述べた。

 「当社がFacebook、Telxiusと協力して敷設するMAREA大西洋横断ケーブルは、新しい低レイテンシの接続を提供し、大西洋を横断する高速通信への需要拡大に対応するものだ」(Belady氏)

MAREA
提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]