Googleは米国時間5月18日、最新版「Android」の新しい機能の数々を披露した。
これまでの情報を追ってきた人にとって、驚くべき情報は少ない。これまでの2年間、Androidの新版はGoogle I/Oでお披露目されてきたが、2016年はスケジュールを前倒しし、3月にAndroid Nの開発者向けプレビュー版が披露されている。
新機能には、分割画面ビューが含まれる。さらに、通知から直接テキストに返信することも可能になる。
最新版Androidには、「Doze on the Go」と呼ばれるバッテリ節約機能も搭載される。「Android Marshmallow」のリリース時、Googleは「Doze」と呼ばれる機能を発表した。これは、ユーザーが一定時間スマートフォンを使っていない場合、スマートフォンによるバックグラウンドコンピューティングの実行を停止する機能だ。ただし、Doze機能が有効になるのは、スマートフォンが完全に静止した状態にあるときだけだ。Doze on the Goでは、スマートフォンユーザーが移動中でもDoze機能が動作する。
ゲーム開発者は「Vulkan」と呼ばれるクロスプラットフォームの3DグラフィックスAPIを通して、端末のGPUを直接制御できるようになる。
さらに、Androidのエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるDavid Burke氏は、Androidランタイムの改善によって、アプリの占有する容量が少なくなり、インストール速度も75%高速化することを強調した。「Android N」には、72種類の新しい絵文字のサポートも含まれる。
Android Nの正式版は2016年夏にリリース予定だ。ベータ版は18日、「Nexus 6P」「Nexus 5X」「Nexus 6」「Nexus 9」、および「Pixel C」タブレット向けにリリースされるので、これらの端末の所有者は同OSのテストを開始することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス