Googleが新たに公開した「Art Camera」プロジェクトのおかげで、有名な絵画のいくつかを細部まで鑑賞できるようになった。これなら、作品に近付き過ぎて、美術館のガイドから注意を受けることはなくなりそうだ。
Google Cultural Instituteが「国際博物館の日」(5月18日)に向け、世界各地の美術館に超高精細カメラを送り込み、有名な芸術作品を撮影した。これらのカメラは、「ギガピクセル画像」の撮影が可能だ。
ギガピクセル画像(すなわち、10億超の画素数の画像)は新しいものではなく、Googleはこれまでに200ギガピクセルの画像を公開している。とはいえ、このような、高精細撮影に特化したArt Cameraが進化したことで、ギガピクセル画像の撮影プロセスは従来よりも大きくスピードアップしている。
このArt Cameraは、レーザーとソナーを使って絵画をパーツごとに近接撮影する。その後、これらの画像をつなぎあわせて1枚の超高精細な写真にする。ユーザーはウェブ上で、そうした写真をクローズアップし、間近で鑑賞することができる。
Googleは、このプロジェクトの第1弾として芸術作品1000点を公開したが、その中にはレンブラントやピサロの絵画が含まれている。GoogleのArt Cameraポータルでは、1つ1つの筆遣いや絵の具の盛り上がり具合などが確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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