logo

「Apple Watch」をあらためて評価する--発売後1年間使って感じたこと - (page 3)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年05月13日 07時30分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Apple Watchのメッセージや情報の扱い方は、他のほぼすべてのスマートウォッチより優れている。手首での通話用のマイクも素晴らしい(スピーカーはそうでもないが)。

 筆者は運転時にもApple Watchを使って、手首で経路情報を確認する。基本的に、Apple Watchは筆者にとって、iPhoneを見ずに情報を確認できる包括的な手段だ。

figure_4
提供:Oscar Gutiérrez/CNET

Apple Watchの購入を(とりあえず)見送るべき理由

 Apple Watchには、改善の余地が多く残っている。発売から1年が経った今でも、大きな不満要素は基本的に最初から変わっていない。

 バッテリ持続時間が短い。充電器を常に用意しておこう。確実に必要になるからだ。長持ちしても1日半だ。

 やはりiPhoneが必要。iPhoneとペアリングして、同期する必要がある。iPhoneが近くになければ、Apple Watchの大半のアプリは真の性能を発揮できない。

 ほとんどのアプリは動作が非常に遅い。また、グリッド表示される非常に小さなアイコン群の中に隠れており、非常に見つけにくい。改善が必要な点だ。

 まだインターフェースが複雑すぎるように感じられる。プルダウンしてメッセージを表示し、プルアップしてグランスを表示させる必要があるほか、何度もプレスやスワイプをしてアクセスしなければならない機能も多い。

 手首に装着して手軽に使える単純で簡単な腕時計を探しているなら、Apple Watchは買わない方がいいだろう。筆者は便利だと思っているが、メンテナンスは普通の腕時計の方がずっと簡単だ。普通の時計ならメッセージを表示することもない。

 PebbleやFitbitの「Blaze」といった他のスマートウォッチは、比較的安価で、メンテナンスの手間もそれほどかからず、常時オンのスクリーンなのでメッセージのチェックも簡単だ。Pebbleは防水性能を備えており、装着したまま泳いでもいい。Googleの「Android Wear」スマートウォッチは「Android」スマートフォンと連携させることで最大の性能を発揮するが、基本的な機能であればiPhoneと連携させても使用できるだろう。

 Apple WatchはiPhoneとペアリングしていない状態だと、接続の面であまり力を発揮できない。Wi-Fi経由で実行できる機能もいくつかあるが、読み込みや動作が可能なものと、そうでないものを推測するのは難しい。Apple Watchは耐水性能を備えているが、筆者が望むのは完全防水だ。それに、バッテリ持続時間も延ばしてほしい。1日半では不十分だ。

 もっと小型化してもいいだろう。さらに軽量で洗練されたApple Watchだ。筆者としては、小型化よりもバッテリ持続時間を優先してほしいところだが。そして、Apple Watchが筆者の周りの世界をもう少し詳しく認識してくれるようになることを切に願っている。どこかに到着したら、何を探せばいいのかを教えてほしい。状況に応じてリマインダーを表示してほしい。自分が使うコネクテッドガジェットに近づいたら、リモコンを表示してほしい。

 これをすべて実現するためには、今より高度なコネクテッドワールドの到来と、さらに進化したApple Watchが必要だ(次世代Apple Watchがセルラー接続に対応するとのうわさが流れているが、そうなるとバッテリ持続時間が犠牲になるように思える)。筆者が求めているのは実用的なデバイスであって、単にiPhoneの通知を表示するだけのものではない。

 Apple WatchではSiriを使えるが、その音声認識と速度は「Amazon Echo」に遠く及ばない。音声命令をもっと素早く、注意深く、直感的に処理できるようになってほしいものだ。基本的に、Apple WatchのSiriは遅すぎで使いものにならない。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]