Alphabet傘下のGoogleが、社内スタートアップインキュベーターを立ち上げようとしているとThe Informationが報じている。優秀な技術系人材のシリコンバレーの新進気鋭企業への流出防止を図れるかもしれない。
このインキュベーター部門は「Area 120」という名称で、Don Harrison氏とBradley Horowitz氏が統括するという。従業員のチームは、事業計画に基づいて同プログラムへの参加が認められ、プロジェクトの資金を社外から調達したり、Google傘下の企業を設立したりすることができる。
従業員はGoogleの「特別プロジェクト」にフルタイムで従事できるようになる。Googleの従業員は勤務時間の20%を新規プロジェクトに充てることができるが、これによって「Gmail」やその他の広く使われるGoogleサービスが誕生している。
技術業界では、好条件の待遇に誘われて人材が次から次へと企業を渡り歩くケースが多く、従業員維持の問題が広く議論されている。インキュベーターを設立すれば、優秀な人材がGoogleの下で働き続けようと考える大きな理由になる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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